断食月の事実
2011年 08月 16日
水すら口にすることを許されない断食月(ラマダン)。
他宗教の人間も、彼らに配慮して、飲食の場を見せないように、
外に面しているレストランはこのように、白い布で覆われる。
疲れやすいので、昼寝をしている姿を良く見る。
かといって、仕事を休む訳にも行かず、空腹を紛らわすために
ムスリムたちは、日中、何をして過ごすのだろう?
答えは意外。なんと、買い物。しかも食料の買い出し。
クッキーの巨大缶の列が!
6時、日没後に、大宴会が始まる。
そのための食料を買い込むのだ。
よく見ると、Oがクトゥパッになっている。
外ケースがラマダン仕様になっている。
この菱形のものがクトゥパッ。
ジャヌルで編んだ容器の中は真っ白なご飯。
一年中食べるのだが、この時期、特に良く食べられるのだそうだ。
この時期の飾りとして、至る所に飾ってある。(それらはもちろんご飯抜き)
由来は。。。
ジャヌルで編む容器の複雑さを人間の性格にたとえ、その複雑な性格ゆえに冒す過ちの赦しを神に願ったあとの清廉潔白な心のありさまを分断されたクトゥパッ飯の真っ白な切り口にたとえ、そしてひし形が象徴する完璧さの実現を、断食を通して犯した過ちを赦し断食を克服して自己に打ち克っ
た勝利を祝うイドゥルフィトリの祝祭にたとえる。
イドゥルフィトリとは、レバラン(ラマダン明け)の大祭。
今年は8月30、31日。
親族が集まり、更に盛大な宴会が開かれることだろう。
”Have a break, have a kit kat.”をインドネシア語で言うとこうなるのだが、
どうも語呂合わせとしか思えない。。。
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by melissan
| 2011-08-16 00:11
| ジャカルタ生活