最後の乾物
2013年 12月 07日
「半年は買い物しなくても食べて行けるね。」と
冗談を言うくらい、乾物を買い込んでおく癖があった母。
母ほど頻繁に作らなかったせいか、1年半もった。
が、実家に残っていた乾物も、これで最後。
栃木生まれの母は、栃木名産のかんぴょうが好きだった。
「なかなか、昔食べたようなものが売っていない」と
よく嘆いていたが、どうやらお気に入りを見つけたようだ。
今まで、何度作っても満足できなかったのだが、
このかんぴょう、袋に書いてある通りに作ってみたら、
見事な飴色に。
甘さも柔らかさも完璧。
早速かんぴょう巻を・・・
と思ったら、巻簾がない!
父が捨てたらしい。
私も、ジャカルタにすべて持って行ったまま。
「ラップで代用できるよ。私、作ったもん。」
という娘の言葉を信じて、やってみると、
何とか形になった。
いやぁ、なんとかなるものだ。
「みをつくし料理帖」にある通り、
かんぴょうに、少量のわさびを載せて巻くと、
「こいつぁ、いけねぇ。」
やめられない、止まらない!!
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by melissan
| 2013-12-07 16:52
| 味