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旅行・食べ物・音楽・映画などの覚書き。ワンコ生活もスタート。                        


by Melissa N.
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英語耳ならぬ英語頭

ここまでくると、英語を口にすることに抵抗がなくなってくるのでは?
別の興味を探求する気にもなるし、
英語圏の友達と自分の興味を持った話題で盛り上がっても良いし、
テレビや雑誌も以前ほど怖がらずに見ることができるし。

こうやって英語の文を作っていると、
日本語をそのまま訳しているのではないことに気づくと思います。
特に会話に関しては、熟語をそのまま訳すと不自然にすらなります。
ビジネスマンによくいますが、日常の「買う」はbuyであって、
purchaseとは言いません。
でも、「購入する」という頭があるとつい使ってしまいます。

もちろん、properな単語を使うべきsituationはあります。
私は大学教授や政治家と語り合ったりしないので、
(ちょ~凡人ですから)
日本語でも英語でもむずかしい言葉は苦手です。
ですから、もし彼らと会話しなければならなくなったら、
一生懸命単語を覚えるでしょう。
でも、それ以外の日常会話なら、辞書なしでも何とかやっていけます。
なぜなら、break downして話せば良いのですから。

「こう言いたいんだけど、どう英語にすれば?」とよく聞かれますが、
私は「結論は?」「それで?」「だから?」などと、
具体的に質問していき、言おうとしていることをbreak downさせて、
それを英語に直すように言います。
そうすると、たいていは自分一人で英文にすることできます。
「そんなんで良いの?」と拍子抜けしてしまうかもしれませんが、
アメリカ人のフツーの人だったらみんなそんな感じでしゃべってます。

このbreak downという作業こそ、英語的発想、英語頭なのです。

第5文型は、英語の文法を習った人なら誰でもご存知。
これは日本人のために作られたものです。
なぜなら、英語は日本語と語順が違うから。
主語の後にいきなり動詞が来る。これって、思いっきり英語頭ですよね。
でも、まず「だれがどうした」って事が肝心なんです。それを伝えたいんです。
それから、他に言いたいことを加えていけばよい。その際も、
身近なところから離れていく(I live in Minatoku, Tokyo, Japan.や、
I wake up at 8:00 in the morning.のように。)とか、
抽象的なものは段々に詳細を言っていく(I don't think it's good.
I don't like it's color. I think you should change it little brighter.
のようにだんだん細かくなっていきますね。)などなど。

英語圏の人々の発想に近づきたいと思っているうちに、
まずは自分の考えをbreak downすることが一番だと思いました。
そうすれば、平易な単語や表現でかなりのことが話せます。
これが更なる上達への第一歩です。

あれ?ここで最終段階じゃなかったっけ?
う~ん、悲しいかな。
日本人はなかなかここまで到達しないのに、
目標をかなり高く設定しちゃうんですね。
そして挫折する。
だから、これは、
「英語何年やっても話せない、あるいは話せないと思い込んでいる人」
にとっての最終段階。
実はまだ上がある・・・。
by melissan | 2007-10-26 09:37 | 英会話講師生活