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旅行・食べ物・音楽・映画などの覚書き。ワンコ生活もスタート。                        


by Melissa N.
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「映画」開き 新作編

見たい見たいと思いつつ、夏休み前は何だか忙しく、見られなかった映画たち。
先週、やっと我が家の「映画」開きの日がやってきた!
映画館では「インディジョーンズ」と「クライマーズ・ハイ」を。

インディジョーンズ
インディは相も変わらずかっこよくて、かっこ悪い。(まだ蛇苦手なのね・・・。)
昔から渋い役者だから歳を感じさせないハリソンフォード、ある意味すごい。
謎解きの部分、「ダヴィンチコード」や「ナショナルトレジャー」などが出てしまったため、
斬新さはなかったし、宇宙人はちょっと行き過ぎの感はあるけれど、十分楽しめた。
スピルバーグお気に入りのシャイア・ラブーフ(トランスフォーマーでも使われてた)は、
「Even Stevens」(邦題は「おとぼけスティーブンス一家」)の印象が強くて
好きになれないけど、演技はうまい。
でも、でも、ケイト・ブランシェットがピカイチ。美しくて完璧、敵ながら主役級の存在感。
ウクライナなまりの英語がかっこいい!
続編作りそうな勢いだけど、シャイアが出てくるのがちょっと・・・。

「クライマーズ・ハイ」
テレビドラマのほうは見てないけれど、佐藤浩一も堤真一も、どちらの配役でもぴったりかも。
特に堤さん、「三丁目の夕日」的な突っ走っちゃう二枚目のイメージが強いけど、
今回は冷静な一匹狼。意外と似合ってました♪
また政治部県警キャップの堺正人、独特の雰囲気で(「篤姫」同様)突出。
社長との軋轢、結婚生活の失敗、息子との関係、会社内の人間関係、過労死、などなど
テーマが多すぎてまとまりきらない感はあったけれど、当時の新聞記者たちの苦労や、
あの事故について、記憶を新たにしたのはよかった。
初日の記者雑感をみんなが黙って聞き入るシーン、テレビのヘリコプター中継を
食い入るように見ていた当時が思い出されてなんともいえない気分になった。
過去にすがり、社長にへつらう愚かな上層部と無知無鉄砲の若手に挟まれて、
中間管理職はつらい。でもその中で真実だけを追求し、記者の真髄を見失わない主人公、
今の世の中にこういう人がどれだけいるのだろう。そして、どれだけ苦しめられているのだろう。
アメリカ映画のようなハッピーエンドにはならなかったけれど、(当たり前か。)
息子と和解できたのは唯一の慰め。(とはいえ、なぜニュージーランド?!)
主人公の話の中で、記者になるきっかけになったという映画「地獄の英雄」
(原題THE BIG CARNIVAL/ACE IN THE HOLE)とテレビドラマ版も見なくては。
by melissan | 2008-07-23 09:46 | 映画