旅行・食べ物・音楽・映画などの覚書き。ワンコ生活もスタート。                        


by Melissa N.
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一気に、まとめ。

もっちろん、この私が、戦争映画だけ見ていたわけはなく。笑
この際(どのさい?)一気に感想書いちゃおう!

ということで・・・

これ、すごいです!
何がすごいって、同じ登場人物4人を、12年間にわたって撮り続けたってこと。
主人公のメイソンが6歳から18歳になるまで、
離婚あり、再婚あり、引越しあり、いじめあり、と、様々なことがあり、
オバマ大統領就任やハリーポッター映画化など、現実の話題も織り込み、
アメリカ人家庭なら当たり前に起きるような日常を、
見事に描いたリチャード・リンクレイター監督、
そして12年間共に仕事をした4人の俳優やスタッフ、
ただただすごい。

我が家も娘が7歳の時渡米し、メイソンやサマンサと同じような経験をしたこともあり
親近感が湧いた。何より、子供の成長はすばらしいが、
親の方は、必死に子育てしているようでいて、
思いつきで行動したり、行き当たりばったりのアドバイスをしたり、
成長しないなぁと、その点にも共感してしまった。笑

コメディなのだろうが、これまた身につまされる映画だった。
かつてのマラソン選手パウルは、病気の妻と共に老人ホームに入るのだが、
そこは、人生終焉の場にはふさわしくなかった。
娘や、ホームの住人、介護士などとぶつかりながら、
パウルはベルリンマラソン参加を決意し、練習に励む。
が、サポート役の妻の死は彼の精神を荒ぶらせ、
果ては老人性鬱と診断され、拘束されてしまうが、
一部の理解者により無事ベルリンマラソン出場、完走する。
多くのシーンが、数年前から現在に至るまでの我が家とかぶり、
両者の思いが理解できるからこそ、苦しくなってくる。
この映画はハッピーエンドだったが、現実はそう甘くない。

サンバ
シリア難民のニュースがここまで大きくなる前に、偶然見た映画。
ビザを失効してしまい、強制国外退去を命じられたサンバが、
移民支援協会の担当者や移民仲間と出会い、心を通わせていくうちに、
それぞれの悩みが良い方向へ向かっていく。
「最強のふたり」のオマール・シーは、ここでもピカイチの演技力。
イリーガルなハッピーエンドだったが、移民として生きていくには
そうせざるを得ないのだろう。なんと、危うい人生。

シリア難民が、移民としてドイツに根付くとは思えないが、
ドイツに入国できて喜んでいる姿は、実に儚げだ。

これも、偶然移民の話だが、さすがはカウリスマキ監督、
数々の奇跡が起きて、最高のハッピーエンドに。
もちろん、たった一人の難民の子を助けるだけではあるが、
さえない老人や、寂れた港町の平凡なご近所さんたちが
起こす奇跡は、「世の中捨てたもんじゃない」とうれしくなる。

あの、ボリウッドのスーパースター、シャー・ルク・カーンが、
踊りも歌も封印して、体当たりの演技!というところに感動。

インドのイスラム教徒は、例えばインドネシアのキリスト教徒のような少数派。
その上、主人公のリズワンはアスペルガー症候群。
それでも、母の死後アメリカに渡り、素敵な女性(ただしヒンズー教徒)と巡り会い、
幸せな生活を送っていた。
ところが、その生活も9・11で、一変してしまう。
差別、偏見、対立を受けながら、彼は一人アメリカ横断の旅に出る。
アメリカ大統領に「自分の苗字はハーンですが、テロリストではありません」
と言うために。

英語ではKhanと書くため、日本語ではカーンともハーンとも読む。
つまり、シャー・ルク・カーンもイスラム教徒なのだ。
これほど有名な彼でも、インド国内でヒンズー教徒の怒りを買い、
この映画公開日には厳戒態勢がひかれたほど。
まして、アメリカでは、どれほど生きづらかっただろう。
私も、ちょうど9・11の時、アメリカにいたので、
彼らの無知ゆえに起きる差別、いじめは、恐ろしかった。
が、映画の中でも主人公に好意を示してくれるアメリカ人もいて、
彼らのボランティア精神は素晴らしいとも思う。

現在、ヨーロッパの一部の国々でも、
イスラム教徒であるシリア人が自国に入るのを恐れている。
ぜひ、宗教ではなく、人を見て、偏見をなくしていってもらいたい。

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by melissan | 2015-09-25 16:20 | 映画
8月から、戦争がらみの映画を見続けてきた。
といっても、日本映画は一本もないのだが。

まずは、フォルカー・シュレンドルフ監督のもの4本。
「ブリキの太鼓」があまりに有名で、大学生の頃、斬新すぎる描き方に
嫌悪感すら抱いたのだが、勇気を振り絞って(大げさ。。。)

魔王」は「ブリキの太鼓」に似たストーリー展開。
子供の心を持ったまま大人になった主人公だが、
ナチスドイツの下でしたたかに生きぬいてしまう。
聖クリストフォロスの伝説そのままに、
幼子を背負って戦火の河を渡っていくラストシーンは胸を打つ。

「9日目~ヒトラーに捧げる祈り~」は、これまた数奇な運命を描いた映画。

強制収容所から突然ルクセンブルグへ帰国を許された神父クレーマー。

しかし、実は彼には、9日間の間に大司教を説得し、

ナチスドイツに協力させるという任務が課せられていた。

収容所の同胞はもちろん、彼の家族にも命の危険が及ぶ中、

神の意志を貫くべきか、葛藤する。

今回、ドイツ将校が、微妙な立ち位置にあり、登場人物一人一人が

苦悩する姿に胸が痛んだ。

ラストにちょっと隠し球を仕掛けてあって、悲しいけれど、

にやっとさせてもらった。


シャトーブリアンからの手紙」は、ドイツ占領下のフランスで起きた
ドイツ軍将校暗殺の報復として、フランス人150人が銃殺された事件を映画化したもの。
たった一人のドイツ人が殺害された報復に、フランス人政治犯150人を銃殺せよ
という冷酷非道な命令を受け、ドイツ軍司令部に関わる様々な人が回避しようと
努力を続ける。しかし、結果は。。。
いかに非道な仕打ちとわかっていても、上層部に逆らえない軍関係者。
心の葛藤は、前作以上に辛く重くなっている。

最新作「パリよ、永遠に」は、唯一明るいラストが待っている。
第二次大戦末期、ヒトラーの命令により、パリ壊滅作戦が実行される運命に。
ドイツ軍パリ防衛司令官コルティッツは、悩みながらも実行の指示を出す。
そこにやってきたのが、中立国スウェーデン総領事ノルドリンク。
彼は思いとどまらせようと説得する。
この二人の駆け引きこそ、「外交」の神髄!
ノルドリンクの狡猾とも思える駆け引きは、外交官の鏡!
結局、コルティツは直前に回避、パリは生き残った。
武力ではなく、外交で、平和を引き寄せることこそ、
今の政治家や外交官に問われる力量だと思うだが。

続いて、アンドレイ・タルコフスキー監督のもの3本。
これも大学生の時、映画館で寝ながら観ていたので、
ストーリーが思い出せず、レンタルすることに。
このテンポ、やっぱり眠気に襲われたが、そこはDVD、巻き戻しでなんとか。
シュレンドルフのように明確なストーリーがあるのは「僕の村は戦場だった」だが、
映像の美しさと、斬新なカメラワークにばかり気を取られていた学生の頃に比べて、
主人公の心情が妙に納得できるようになったのは、歳のせいだろうか。
独ソ戦争については、全く詳しくないのだが、
戦争による心の傷をこんな形で表現できるのはタルコフスキーのみだろう。
テオ・アンゲロプロスよりも、はるかに深みがある気がする。

唯一日本が絡んでいたのは、「レイルウェイ 運命の旅路」。
英国人将校と日本人通訳との間に起こった実話をもとに映画化。
両者の心情を見事に表現していて、コリンファース、真田広之、ニコールキッドマン
という名優だからこそ、深みが増したのだろう。
「人は憎しみを断つことができる」というのだが、
理解できる人はこの世にどれだけいるのだろう。

その答は、「アメリカンスナイパー」で。
憎しみの連鎖は、永遠に続くと感じた。
米軍史上最高のスナイパーは、同胞に殺害された。
映画内でははっきりとした理由は語られなかったが、
多くの退役軍人が、体だけでなく心も病んでいるからだろう。
クリントイーストウッド監督の映画は、全て大好きなのだが、
今回だけは、彼もまたアメリカ人なのだとがっかりした。

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by melissan | 2015-09-24 22:56 | 映画

Bollywoodにはまる

韓流ドラマにはまっていた時期もあった私、
ここ2、3年はインド映画Loverに!

最初はイギリスやアメリカが製作した映画で、
舞台がインドというだけだった。

最初の出会いは「ダージリン急行
大好きなウエスアンダーソン監督の映画なので、
インドというよりは、主人公3人の会話と行動に集中してしまい、
あまり記憶にない。

だが、「スラムドッグミリオネア」で、インドの現状を知り、
その中でたくましく生きている彼らに興味を持った。
主人公のデーヴ・パテールの演技も素晴らしかった。

彼の出ている映画は?と探したところ、
訳ありなイギリス人達がインドにやってくる話だが、
彼らが泊まるホテルの支配人役が彼。
インド郊外の雑踏や現状が、未訪の私にはとても新鮮だった。

そして、「ライフ・オブ・パイ」がアカデミー賞を受賞。
パイ少年と虎との227日は、壮絶で、
ちょっと笑えて、最後は泣いて、
この価値観がインドらしいなぁと感動。

ここまでくると、典型的なBollywoodが見たくなってきた。

Bollywoodといえば、やはり「ムトゥ、踊るマハラジャ
これぞ、インド映画!
ラジン・カーントは、にやけたおっさんだが、
歌って踊れて、演技もうまい。

Bollywoodらしい踊りと歌が満載のこの映画で、
シャー・ルク・カーンにやられました。。。
決して好みのタイプではないけれど、
コメディアンにもなれるし、二枚目にもなれる。

ということで、彼の主演映画、「家族の四季 愛すれど遠く離れて
ここではシャー・ルク・カーンが、完璧な二枚目を演じている。

最近の映画では、あの歌と踊りが少なくなってきているが、
その分、ストーリーが深みを増して、ますます面白い。

たとえば、「きっとうまくいく
今やBollywoodを代表する俳優アーミル・カーン、
当時44歳だったが、学生役がまったく違和感ない。
なんとなく展開は読めるものの、
ハチャメチャコントあり、
典型的なラブロマンスあり、
シリアスなところもあり、
少しも飽きさせない。

そして、「マッキー
ハエがラブロマンスの主人公になるとは!
こういう発想ができるのが、インドなんだなぁ。
最後のダンスシーンは、何度見ても笑える。

感動的な映画なら、「バルフィ!人生に唄えば
身障者の話だが、まったく暗くなくて、
最後はハッピーエンド。
スリランカの景色もすばらしく、
見終わった後、しばらく余韻に浸りたくなる映画だった。

マダム・イン・ニューヨーク」は、舞台はアメリカ。
英語がまったくできないインド人のマダムが、
たった2週間で大奮闘。
男女差別、世代差で悩み苦しみながら、
普通の主婦が努力し成功する様は
見ていて胸がスカッとする。

インド料理がメインの映画は2本。
ともに、あの数段重ねのお弁当箱に入ったお料理に興味津々。
画面からインドのスパイスの香りが漂ってきそう。
ストーリーは、シリアスな問題をはらんでいるのだが、
常に明るく、最後はハッピーエンドというのが、
インド映画の特徴なのか、気持ちが良い。

そして、同じようにインドのスパイスが香ってきそうな映画は、
なんと、スピルバーグ製作のディズニー映画。
舞台はフランスだが、ヘレンミレンがいるだけで、イギリスの香りがしてくる。
ミシュラン星一つのレストランの向かいにインド料理のレストランが開店。
まぁ、よくあるストーリーで、
ハッサンのオリジナル料理も大した技が見られないが、
本来のインド料理がおいしそう。

と、最近観たインド映画を並べ立てたら、お腹いっぱい。笑
でも、まだまだ観るぞ〜。

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by melissan | 2015-05-22 20:17 | 映画

⚪️⚪️と◯◯の関係

予定をキャンセルして、1日引きこもることにして、さて何をしよう?
と考えて、
最近観た映画の中から、「関係」に焦点を絞って、4つをまとめてみた。
一見、バラバラなこれらの映画が、私に一つの道を示してくれた気がする。

「わたしの、息子」 〜〜〜母と息子の関係

間違った愛情を注いだ母と、自立できない息子に、いらだち、同情し、
時々休みながら見なければいけないくらい、息が詰まった。
結局、母に感情移入している自分に気づいて、愕然とした。
道徳的に間違っていても、子供を守りたいという母の愛情に
おかしいと思いながらも、共感してしまった。

とにかく、明るい未来を予想させる結末にほっとした。

原題は、Pozila Copilului、胎児の姿勢。
このタイトルと、監督のカリン・ペーター・ネッツアーの言葉が、
まさに私の気持ちを代弁してくれる。

『私の、息子』は母親と息子の関係を病理学的に描いた映画です。
親に頼る子供と子供に頼る親の関係について描き、いずれの形にせよ、
親はいずれは子供を喪失するということ、を描いています。
カメラに重点を置いた作品でもあります。
突き上げる怒りや、くすぶる反発といった登場人物たちのその時々の心理状態を出来る限り誠実に、
いうなれば、その人物の人生のある一片をドキュメンタリーで見せるように心がけました。
たとえ傷だらけの家族であろうとも、観客が登場人物たちに共感できるよう、
彼らのキャラクターは精神分析にも近い丹念な分析をしています。


「かぐや姫の物語」 〜〜〜父と娘の関係

映画評では、かぐや姫の真実を描き出したという部分がクローズアップされていたが、
私が一番印象に残ったのは、父(翁)と娘(かぐや姫)の関係だった。
かぐや姫のために良かれと様々に手を尽くすが、
そのうち、姫の気持ちなど無視して突っ走ってしまう翁。
月からの迎えが来ても、まだ悟ることのできない翁が、哀れでならない。

そして、ここでも、自分はどうだろうと振り返ると、
翁と少しも変わらない自分がいて、しばし呆然とした。


「チョコレートドーナッツ」 〜〜〜他人と他人の子の関係

アラン・カミングが好きで、ほとんど前知識なく観て、号泣してしまった。

70年代、まだゲイに対する偏見が強かった時代。
いくら母親に育児放棄されたからといっても、
彼らが本当の両親以上の愛情を注いで育てても、
世間は、認めようとしない。
しないどころか、彼らを引き離そうと躍起になる。

そして、最悪の結末。

人は、なぜ、自分と違うものを嫌悪してしまうのか。
そして、正義感をふりかざし、叩き潰そうとするのか。

マルコ役のアイザック君が素晴らしい演技。
70年代の名曲の数々も、すばらしい。早速サントラ盤買っちゃった!


「猿の惑星 新世紀」 〜〜〜Apeと人類の関係

「猿の惑星 創世記」に続く第2弾。
たった10年しか経っていないとは思えないほど、荒廃した人間社会。

そして、また、人類とapeは同じ過ちを繰り返す。

停戦合意したにもかかわらず、軍備を整える人類。
人類を信用せず、偵察に行って、銃を奪ってしまうape。
お互いが、相手より優っていると思う。
だから、劣っているものは皆殺しにされて当然だと思う。

そのうち、仲間同士でもいがみ合うことになる。
"Ape shall not kill ape”と言いながら、殺しあうape。
apeを信用しろと説得しても、聞く耳を持たない人類。

現実社会で、同じことが起きている。
この映画を作った人達が、
この映画を観た人達が、
復讐からは何も生まれないと学ばなかったのだろうか。


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by melissan | 2015-02-17 16:34 | 映画

女性が主役の映画

最近DVDで観た映画の備忘録。
特に女性が主役の映画で、往年の大女優や新人女優の素晴らしさが光ったもの5つ。

「クロワッサンで朝食を」
原語のタイトルは、"Une Estonienne a Paris"(パリのエストニア人)。
パリに住むエストニア人女性二人の話。
ジャンヌ・モローが偏屈な老婆役で、ライネ・マギも、落ち着いた演技で見事。
切ないストーリー展開だが、最後に少しほっとできたのが救い。

「死刑台のエレベーター」のジャンヌしか覚えていない私だが、
年をとっても、にじみ出る品の良さと、円熟した演技力で、圧倒された。

「はじまりは5つ星ホテルから」
マルゲリータ・ブイ、見たことあるなぁと思ったけれど、
彼女の映画はこれが初だった。(何故?)

世界の高級ホテルが7つも出てきて、それだけでも十分満足♪だが、
覆面調査員って、こんなことしてるのね〜と、興味深かった。
高級ホテルに泊まり歩いて、羨ましいと思うけれど、旅先では常に一人で、
私生活も落ち着かない。大変な仕事なんだなぁ。
私も、海外旅行の添乗員をしていた時は、
一人になりたいと思いつつも、一人になると無性に寂しかったのを思い出した。

ぱっとしない題材を、見事にまとめた監督とマルゲリータの技に乾杯!

「ハンナ・アーレント」
アメリカに亡命したドイツ系ユダヤ人哲学者のハンナは、
戦後、ナチス戦犯の裁判を傍聴し、レポートを書く。
それが、世界中から激しい非難を浴びる。
戦犯の罪を「悪の凡庸さ」故と言い切るのは、かなりの勇気が要ったことだろう。
考え続ける彼女の顔が、台詞はなくとも、心に響いた。
これは、バルバラ・スコヴァの熱演によるものだろう。

彼女のような、信念を持った生き方を貫くには、常に真実を見極める目が大事だ。
えてして曇りがちになる私の目を、この映画はクリアにしてくれた。

「8月の家族たち」
メリルストリープ、ジュリアロバーツ、サムシェパード、ベネディクトカンバーパッチ・・・と、
そうそうたる俳優が名を連ねているのだが、
以前観た「幸せの帰る場所」に似たストーリーなので、あまり期待していなかった。
ところが!!!
家族の心情を見事に描いていて、と〜っても共感してしまった。
夫の葬式後の食事シーンは、メリルとジュリアの迫真の演技で、鳥肌が立った。
こういう感情、監督も女優たちも、どうして分かるのだろう。
私だけだと思っていたのに。。。。(ちょっとほっとしたりして。)

はっきりした結論は出なかったが、決して暗いエンディングではなかった。

「タイピスト!」
ただただ、デボラ・フランソワがキュート♡
ストーリーはマイフェアレディのフランス版と言う感じだが、
デボラが、ただかわいいだけではなくて、
芯の通った、素敵な女性に成長して行くのを、見事に演じている。
ファッションもたまらなくキュート。
このタイプライター、懐かしい。
入社前にタイピングスクールに通わされたのを思い出したが、
歳がバレるから、とても人には言えないなぁ。(あっ、言っちゃった。)

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by melissan | 2014-10-10 18:17 | 映画

来年に期待♪

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ここのところ、娘の「復習」につきあって、
007シリーズや、黒澤明作品などを観て、食傷気味だったけれど、
久しぶりに自分の観たいものを観た。

エル・ブリ。
2011年、衝撃の閉店をしてしまい、
まぁ、元から縁はなかっただろうけれど、
これで一生味わえなくなってしまったと思っていたら、
映画があるとは!

半年間の休業の間に、200種類もの新作を編み出す過程が観られて、感激。
まるで科学の実験のような試行錯誤の毎日。
時に怒り、時に笑い、偶然から生まれる味もあり、
4人の助手とともにメニューを作り上げて行く過程を観てしまうと、
食べに行かなくても良いかなと思うくらい、お腹いっぱいに。

フェラン氏は、エル・ブリ閉店後、料理研究財団を発足し、
2014年から、研究成果を無料配信すると言う。

毎年、驚きの料理を作り上げて来た彼が、
新たなクリエーターたちと、どんな配信をしてくれるのか、
今からとても楽しみだ。

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by melissan | 2013-11-06 17:12 | 映画
「リンカーン」が、アカデミー賞、様々な部門で有力候補になっている。
確かに、ダニエル・デイ・ルイス、見かけも、暗い表情も、しぐさも、
私達のリンカーン像そのもの。

実在の人物を描いた映画が、色々浮かんだが、
「リンカーン」は、その中でもかなり良い映画だった。
アメリカ史をもっと理解していれば、より楽しめるはずだが。

ふと思い浮かべただけで、実在の人物の映画は、いっぱいある。
中でも、私のイメージにあっていたのは、

「終着駅」のトルストイ。
写真でしか見たことのない文豪だが、
悪妻と言われた奥様との関係は、
きっとこうであったはず、こうあってほしいという、
私達の希望がそのまま映像になった感じ。
悪妻役のヘレン・ミランは、
「クイーン」でエリザベス女王も演じているが、そっくり。
現役の人を演じるのって、勇気いるだろうな。
でも、とても堂々と演じていて、さすが。

現役といえば、メリルストリープは、
「マーガレット・サッチャー」でサッチャーを、 
「ジュリー&ジュリア」ではジュリア・チャイルドを、
演じていて、ともによく似ているのだが、
メリルストリープらしさも残っていて、どちらもチャーミング。
やはり、名女優は、すごい。

他にも、実在の人物を描いた映画で、私のイメージにぴったりだったのは、

「ヒトラー、最後の12日間」のアドルフ・ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)、
「翼よ、あれが巴里の灯だ」のリンドバーグ(ジェイムス・スチュアート)、
「ガンジー」のガンジー(ベン・キングスレー)、
「ブッシュ」のブッシュ(ジョシュ・ブローリン)、
「モーターサイクルダイヤリー」と「チェ」のチェ・ゲバラ(ガエル・ガルシア・ベルナール)、
「カポーティ」のトルーマン・カポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)
「Ray」のレイ・チャールズ(ジェイミー・フォックス)
などなど。

確かにイメージに近いけれど、ちょっとtoo muchに感じたのは、
「アビエイター」のハワード・ヒューズ、「J・エドガー」のエドガー、
と言う個性的な二人を演じたレオナルド・ディカプリオ、
「エリザベス」と「ゴールデンエイジ」でエリザベス1世、
「I'm not there」でボブディラン(女性なのに違和感なかった!)
を演じたケイト・ブランシェット、
「アマデウス」のモーツアルト(トム・ハルス)、
「クレオパトラ」のクレオパトラ(エリザベス・テイラー)、
などなど。

それらに対して、実在の人物のイメージダウンになったと思ったのは次の2作。

「レオニー」は、イザムノグチ以外まったく知らなかったので、比較のしようがないが、レオニーさんには、あまり共感を持てなかった。描き方によっては、芯の強い女性となるのだろうが、ただのわがままな、世間知らずの女性で終わってしまい、もったいない気がした。

「ゲーテの恋」のゲーテにも、失望。。。
もしこの映画が事実なら、ゲーテは但のおぼっちゃま?!
信念があったわけでもなく、父の臑をかじるだけのゲーテが、
不倫相手のお陰で有名になり、父との関係も元通りなんて。。。

実在の人物を演じると言うのは、有名無名に関わらず、大変だと思う。
でも、大衆向け映画なのだから、今回の「リンカーン」のように、
イメージを崩さず、しかもその人の一生から何かを学び取れるような、
意味のある映画を観たいものである。

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by melissan | 2013-02-23 20:12 | 映画

SympathyよりEmpathy

ふと、30年近く昔、アメリカ人の友人との会話を思い出した。

「あなたと話せて良かった。
あなたは、sympathyよりempathyを感じてくれたもの。」

同情より共感。

自分では、英語力のなさで、慰めようにも、うまく言えず、
もどかしかったのだけれど、
彼女の気持ちが、すっと自分の気持ちとかぶったのは感じた。

確かに言い得ている。と思った。

先月、日本滞在中に、友人から、電話をもらった。
お互いに励ますつもりが、号泣しながら、お互いの体験を語り合った。

先週、約一年ぶりにお会いしたお知り合いとも、
泣きながら、お互いの体験を語り合った。

一方的に話しているようでいて、不思議と話すほどに心が落ち着いていく。
「共感している」と実感した。

ようやく、心の準備ができたと思い、
「愛、アムール」を観た。
(どうやってと言うところは、まぁ、良いとして。。。汗)

これぞ、まさしく、昨年、私と、両親が体験したこと。
両親と私の気持ちを、これほど的確に表現してくれるなんて。
感謝。

「私一人でできる。そっとしておいてくれ。」と言うジョルジュと違い、
父は「一人ではできない。助けてくれ。」と言ったので、
映画とは多少異なるが、多くの部分が当時とかぶった。

退院後、私がジャカルタに帰っている間の両親は、
まさにジョルジュとアンヌのようだったのだろう。

30キロも体重の減った母でさえ、ベッドからトイレに移動させるだけでも一苦労。
家事をしたことのない父が、家事一切を任され、その上看護もし、パニックになる。
なんとか元気にしたいと空回りする父と、
自分の体が思い通りにならない苛立たしさに、わがままを言う母。

それでも、映画の結末と違うのは、
父は、最後まであきらめなかった。
母は、最後まで意識があり、笑顔を見せてくれた。
そして、娘である私も、両親とともに過ごす時間が持てた。

他人が「こうすべきだ」と言うのは容易い。
看護師やヘルパー、娘ですら、映画と同様、実生活でも、役に立たない。

しかし、愛し合ってきた夫婦は、
言葉に出さずとも、お互いをいたわり合い、尊重し合う。
それが、この映画の結末につながる。それもありだと思う。

実は最近、sympathyによって傷つけられたばかりだったのだが、
(決して悪気があった訳ではなく、未体験故の無知から出た言葉だと信じたい)
一人の友人と一つの映画で、empathyを感じることができ、
ようやく気持ちが晴れた。

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by melissan | 2013-02-03 23:12 | 映画

IMAX @ Jakarta

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我が家から通いやすいIMaxシアターは3つ。
そのうち、ガンダリアシティに入っているシネマXXIに。

さすが、スハルト系だけあって、(前大統領スハルトさんのご家族が経営)
高級感がある。

世界共通の高画質映像が、優雅な映画館で、並ばずに、
しかも日本で観るお値段の半額以下で、
観られるなんて、お得感いっぱい♪

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待ちかねていた「Hobbit」を観に。

私がよく行くBlitzmegaplexと違い、
初演から2日目にして、閑散とした有様。

インドネシア人には人気ないか〜。。。

しかし、中に入ってみれば、まぁまぁの客入り。
(今まで、あれだけ混雑しているBlitxmegaplexですら、
満席と言うことは一度もなかった。)

映画の間、ふだんは静か〜な劇場も、
(感情を表に出しちゃいけないのか?と思うほど)
今回は笑い声が結構あり、場内の雰囲気も盛り上がっていた。

3Dで観る映像はすばらしく、2時間50分があっという間だった。
”「ロードオブザリング」の前作”の色が濃く、
いろいろなシーンが「なるほど、それで。。。」と
つながるように作られているが、
原作は”全く別の話”という印象だったので、もう一度読み直してみなければ。。。

先日、前立腺がんを6、7年患っているが治療を受けていないと告白した
イアン・マッケランが、3部作すべてを演じ切ってくれることを願う。
彼以外のガンダルフは、想像できないから。

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ランチを食べそびれた私の目に飛び込んできたので、
衝動買いしたエッグタルト。
定番ポルトガル風が一番美味しかったけど、
チーズも、アーモンドも、チョコも、それぞれおいしかった。
これから、ガンダリアに行ったら、必ず買っちゃうかも。

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by melissan | 2012-12-16 20:05 | 映画

"Sang Penari" (The Dancer)

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この9月から参加しているIHS (Indonesian Heritage Society)の上映会。

今夏話題だったインドネシア映画に、英語のキャプションをつけてくれた。
たった一回限りの上映会だったので、万障繰り合わせの上(おおげさ。。。)参加。

ラッフルもあって、この収益は、Lontar Foundationに寄付される。

1965年9月30日事件当時の、ジャワ島中部の田舎の話。
小作農ばかりの貧しい村で、
たった一人選ばれる「ronggeng dancer」の存在は、大きい。

踊りが好きで好きで、恋人を捨ててまで、その踊り子になったSrintil。
Srintiが踊り子になった夜、村を出て、軍隊に加わったRasus。

時代は共産党が勢力を増している頃で、
こんな田舎にも、党員がやってきて、Srintilを利用して
字も読めない村人を、全員共産党員にしてしまう。

一方、軍の幹部に気に入られたRasusは、
文字を習い、厳しい訓練を受け、りっぱな軍人へと変わって行く。

そして、1965年の9月30日事件が起きる。
村人は、全員、何の罪かもわからないまま、軍人たちに虐殺されて行く。

さて、二人の運命は。。。

と、まとめてしまうとわかりやすいのだが、
やはりまだまだ未熟な作りだからか、非常にわかりづらい。
主人公たちの心情描写も今ひとつ。
ヒンズー教の慣習も、ムラの意識も、西洋人には理解できないだろうなぁ。

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最後に、監督のIfaさんと、主演男優のOkaさんが、
挨拶をかねて、質問に答えてくれた。

Okaさんは、誠実そうで、英語も堪能で、知的な雰囲気がある。
(さすがセレブ)
次回作は、日イ合作映画「Killers」に出演。
北村一輝と共演しているが、内容が内容なだけに、
あまり期待できない。。。残念。

監督のIfaさんは「98年世代」。
インドネシア民主化のため学生運動をしていた世代で、
現在の映画界を支えている。

「前へ進むために過去を知りたい」と、
インドネシアの暗い過去を映画にして発表し続けている。

都合の悪い部分を目隠しされて育った私達は、彼らとほぼ同世代。
過去に触れずにきたせいで、今になって領土問題、慰安婦問題と、
様々な問題が噴出している日本。

彼らの「真実への探究心」、私の心に突き刺さった。

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by melissan | 2012-11-25 12:08 | 映画