とても家庭的なホテル。お食事も、量も多くておいしかった!
ムール貝のワイン蒸しが絶品でしたが、小原さんのブログによると、
温暖化のため今年はメニューにないとか。がっかりです。
海岸沿いのホテルの窓からは流氷が見えます。
とはいえ、ゴマちゃんがいる流氷は、ここからヘリコプターで1時間近く行った流氷の上。
チェックイン後、ツアー客に今後の予定の説明がありました。
「今、アザラシは一番かわいい時期です。今日も行ってきましたが、いっぱいいましたよ。」
と笑顔でお話してくださる小原さん。
でも、朝あんなに良い天気だったのに、午後になると猛吹雪。
ころころ変わる天気のために、ゴマちゃんに会えるチャンスは60%程度とのこと。
ゴマちゃんのぬいぐるみを抱えて不安げだった娘が急に元気になったのは、
次の説明を聞いたからでした。
「でも大丈夫。他にもここでは楽しいことがあります。
犬ぞり体験もめったに出来るものではありませんよ。
今は出産シーズンなので、子犬もここに来ますよ。」
犬ぞり?!といえばハスキー犬。ハスキーの子犬?!
ゴマちゃんに会えなくてもハスキー犬と会える!
案の定、初日は半分近く行ったところで悪天候のため引き返すはめに。
がっかりしてホテルに戻ると、出迎えてくれたのは2匹のハスキー!!
まだ、3ヶ月とのことで人懐っこく、めちゃくちゃかわいい!
係の人が、そばから離れようとしない娘を見かねて、子犬を貸してくれました。
まるでシロクマの赤ちゃんみたいに真っ白!ふわふわ!
ヘリコプター酔いで起き上がれない夫の周りで、娘は大騒ぎ!
午後は犬ぞり体験をすることにしました。
カナダ赴任が決まってからずっと願っていました。
そして、赴任して最初の春休みに、いきなりその願いは叶いました。
もう9年も前のこと。
まさか現地に日本人のガイドさんがいるとは思わず、でも心細かったので、
本当に助かりました。とても親切で、いっぱいお世話になりました。
その方が、動物カメラマン小原玲さんでした。
今年もまた現地に向かったようです。
私達はトロントからまずハリファックスへ。
その後、小型機でマドレーヌ島へと向かいました。

かわいい空港、かわいい飛行機。吹雪の中では不安になりますが、到着した日は
良いお天気でした。
しかし・・・今週は行けそうにありません。ぐすん。
せめて、先週ランチに伺った霧笛楼の銘菓「横濱煉瓦」を頂き、気分だけでも。

冷蔵庫で冷やして頂くと、まるで生チョコのような濃厚さ。でも、甘すぎず、一個ぺろり。
霧笛楼で頂いたランチは、一品一品がオリジナルのお皿とともに芸術品のよう。
季節のお野菜がふんだんに用いられ、その使い方、参考になりました。
メインが2品で最初はためらいましたが、程よく食べきれる量。
お店の9割が女性でしたが、皆さんきれいに召し上がっている様子。
味、量ともに絶妙なバランス。(デザートのポーションはちょっと多いかと・・・^ ^;)
長年の経験と試行の積み重ねによるものでしょう。
またも、老舗の偉大さに感動。
ご一緒していただいたのは、フランス語堪能な美食家マダム。
一言、「日本が一番ね。」
御説ごもっとも。

昨日が大安だったので飾り、何とかひな祭りに間に合いました。
毎年出すのがぎりぎりになってしまいます。
でも娘に早く嫁に行ってもらいたい私は、片付けるのは早い、早い。
じっくり鑑賞する間もなくしまってしまうので、今年は記念撮影。
娘の初節句に、「これなら出し入れが楽でしょ。」と両親から。
一番大きなお内裏様ですら高さ5cm。私のミニチュアバスケットが大きく見えます。
こんな小さくても丁寧に作られていて、一人一人表情や衣装も違っていて、
日本の職人さんって、本当にすばらしい!(これが一刀彫だから、さらに感動。)

このひな飾りの、私が一番気に入っているところ。
すべてのおひなさまや飾りや台座までもが、20cm×20cm×10cmの下の箱に
すっぽり収まってしまうことです。
大きな7段飾りも、娘が小さい頃やアメリカにいる頃は飾っていましたが、
最近はこれらコンパクトなひな飾りばかり、飾っています。
やっぱり、ミニチュアは偉大なり。
未熟な頃からミニチュアを作っては、クリスマスツリーに飾ってきました。
しかし、小さくても手間は一緒、なかなかうまく出来ません。
試行錯誤を繰り返しているうちに、0.6ミリのケーンに遭遇。
今まで一番細かったのが1.25ミリですから、その半分!!
しかも日本の職人さんが手作業で作るこのケーン、とてもしっかりしています。
これで編むにはステイブも細くてしっかりしていないと・・・。
ある程度厚みがないとウィーバーに負けちゃうのです。
以前は6ミリのケーンを自分で切っていましたが、不器用なので不ぞろい。^ ^;
この時のベルも、実は0.6ミリケーンで編んでいるですが、ステイブは手で切ったので
不ぞろい。美しくない。う~~~ん。
と、0.6ミリケーン同様、しっかりした厚みのある2.5ミリのケーンに遭遇!
これなら!と早速直径3センチのラウンドに挑戦。

大きさが分かりづらいのですが、生けてある花は先日の野の花のひとつなんです。
私の太い指だと二本入れるのがやっとの大きさ。
ようやく、ミニチュアを作る自信が出てきました。
といっても、結局一人の力では何もなし得ず、多くの人のおかげ。感謝、感謝。

母が作ったアートフラワーの高山植物。
その昔、一つ一つ、実物をもとに型紙を作り、試行錯誤して作っていたのを覚えています。
私には、これらが一体どこの、いつの、花なのかわかっていませんが、
かわいいのできっと春の花だということにしています。
(高地で咲くのですから春から夏の花でしょうね、多分。)
エーデルワイスだけは分かりました。「サウンドオブミュージック」に出てきましたから。
これらたくさんの「多分春の花」たちを、試作のバスケットに入れました。
このバスケット、モールドは家にあったガラスのコップ。
ベースが固定されていない上に、上に行くにしたがってかなり開いている形なので、
普通のステイブの刺し方では隙間だらけになってしまう。
そこで、やわらかく太さもあるリードをステイブに使ってみました。

以前の竹をイメージしたバスケットも、モールドはペン立て。
どんなものでも、バスケットにしたくなってしまう私の、ほんのお遊び。
今年は2月6日からレント(四旬節)に入りました。


レントの期間、伝統的に食事の節制、祝宴の自粛が行われます。
そのため、その前にどんちゃん騒ぎをするのが現在「カーニバル」として至る
所に残っています。(記録的な寒波の年に見に行ったニースのカーニバルや
ニューオーリンズのマルディグラなど)
我が家の場合、この2点については普段から大したことはしていないので
気にしていませんが、季節、体調の変わり目でよく風邪をひいたりしますし、
正月からの暴飲暴食のつけが出てきますし、体に良いものを積極的に
取り入れます。幸い、日本は春の野菜がたくさん出回るので、こごみや
ふきのとう、菜の花などを食す機会があって幸せです。

3つ目は償いの業といわれるものです。
神に対して祈り、自分自身に対して節制し、さらに他人に対して慈善の行為を行う
というのが、レントの精神なのです。
クリスチャンではない我が家にとっては、時期的に学期末と言うこともあり、
一年を振り返り、反省することと重なります。
私の場合、4月には「まだ40回もある」とうんざりしていたレッスンも
残り10回を切ったあたりから、「伝え忘れたことはないか」と、
毎レッスン気合が入ります。(入りすぎて、生徒に嫌われますが・・・^ ^;)
この時期、反省点ばかり見えて、焦ってしまうのです。
今年も体に優しい食生活に心がけ、自分の生き方を反省し、春を待ちわびる、
我が家なりのレントを過ごしています。

一番上はイースターエッグを模ったマグネット。
マグネットといえば、クリスマスオーナメントとともに旅先で必ず買ってしまうもの。
冷蔵庫の壁にはすでにこんなに・・・。
時折眺めては懐かしく、旅行熱が上がりそう。
だめだめ、今は娘が熱を出しているんだった。
春といえば、何と言ってもチューリップ!なんです、私には。

↑ かなり前に作ったシャドーボックスのチューリップ。
オーガニック食品のスーパーにあるカード売り場が、意外にセンスの良いカードがあって、
前々から気になっていた私。(ここのコーヒー、チーズもおいしかった!)
ある時、このカードを発見!シャドーボックスにしたら素敵と早速買い込んで、
カード4枚を適当に切って貼って、上からシリコンで固めた、いい加減な作品。
師匠は優しいので、「いいじゃない。」とお褒めの(あきらめの?)言葉をかけてくださいました。

↑ こちらはつい最近習い始めた木象嵌のチューリップ。
これはまだ2作目ですが、ほめ上手の先生に乗せられるまま仕上げた、
これまたお恥ずかしい作品。
今だに手順が覚えられず、「せんせ~~」とヘルプコールを繰り返している
劣等生ですが、先生は明るく優しく教えてくださいます。
完成するまでどうなっているのか分からず、最後のマスキングテープをはがす時が
どきどき、わくわく。もう、すっかり虜です。
肩こり目の疲れもなんのその、メスを片手に格闘しています。