
この包みを見る度、幸せな気分になる。
オーストリアらしい、厳かなゴシック文字が真っ白の包みに映える。
包みを解くと、真っ黒な缶に金の紋章。
く~、かっこいい!

テーベッカライも大好きだけど、ワインに合わせてなら、こちらのケーゼベッカライ。
薄く延ばしたパイ風生地に、5種類の味(ペッパー、けしの実、アーモンドスライス、パプリカ、
アーモンドパウダー)がびっしり敷き詰められて、それはもう、芸術。
このパイを、崩さず缶ぴっちりに詰めるのも、まさに芸術。
(取り出す人間は凡人のため、しっかり崩れた。)
秋の夜長、ますますワインが進みそう・・・。
DVD鑑賞に割いていた時間を、違うことにあてると、
色々はかどる、はかどる。(どんだけ~DVD見てるのだろう?)
そのうち一番時間がかかったのが、これ。

「20世紀少年」+「21世紀少年」を読んでいた時、知り合いの編集長が、
「こっちの方がお勧めだけど・・・。」と送ってもらった「プルート」。
シリアスなテーマに息が詰まりそうになりながら、でも感動した。
この原作が、手塚治虫の「地上最大のロボット」だと知って、ふと全作読んでみたくなり、
コミックレンタル初挑戦。
(読みたいと思った翌日に全巻揃うなんて、世の中便利になったものだ。)
とはいえ、30年以上も続いた漫画、簡単には読み終わらなかった。
読めば読むほど、小さい頃の記憶が戻り、今と全然違う感想を持っていたことに驚く。

ニューオーリンズで買ったお土産の写真立て。
アメリカでは、インテリアによくパイナップルの柄を見かける。
プランテーションハウスでも、ベッドルームのテーブルにパイナップルがどんと一個。
ガイドさんが"Do you know why?"と意味ありげに微笑むので、一同"Why?"
(アメリカ人も聞くということは、私だけじゃなかったんだ!とちょっと安心。)
当時、パイナップルは大変貴重、高価なものだった。
そのパイナップルを部屋に置くということは、お客様に
「あなたをそれだけ歓待しているのです。」とアピールすることになるのだとか。
つまり、パイナップルは歓迎、友愛の意味。
そういえば、ロードアイランドのプロビデンスのイタリア人街でも、入口の門には
銅製のパイナップルがつるされていた。
ちょっとした生け花のように置いてあるだけで存在感のあるパイナップル。
歓迎の気持ちを表し、熟すにつれて香りも楽しめ、食べればHappy。
一石二鳥も三鳥も効果のある果物だった。

The Ghost of the Mississippiと呼ばれている白ワニ。
ホントに真っ白。
ディズニーランドのカリブの海賊のスタートは、ルイジアナのスワンプ。
何か出てきそうで、ただでさえ怖いのに、こんなのに出会ったら、もう・・・@ @;
と言いながら、ホンモノのスワンプでホンモノのワニに会いたい!
ということで、スワンプツアーに参加。

布が垂れ下がっているような独特の木、鷺や亀、といったいかにも南部の景色を
眺めながらボートはスワンプの奥へと・・・。

さすがにうようよとまでは行かなかったが、見ることは出来た。
何より、子ワニに触ることが出来て、満足。
ガイドさんが飼っているのだそうで。(!)

ニューオーリンズの水族館の目玉が白ワニなら、
ニューオーリンズの動物園の目玉はホワイトタイガー。
こっちは、それほどめずらしくないから、行かなかった。
ニューオーリンズといえば、やっぱり、

ジャズ。しかもストリートジャズ。
ジャクソンスクエアには、演奏の順番を待つ人がたくさん。
このホルン、お手製かな。

ジャクソンスクエア南側の土手から北を見ると、町のシンボル、サンルイ大聖堂。

そして、南を見ると、町とほぼ同じ高さのミシシッピ川。
トムソーヤの冒険に出てくるような蒸気船のクルーズもここから出発。
「ここって、川より低いんだねぇ。」と無邪気に驚いていた娘。
翌夏の惨劇を予見していたかのよう・・・。

観光局の建物の前にはMardi Grasを髣髴とさせる置物が。

Louisiana Purchase200周年を祝う垂れ幕も。
ナポレオンからたった1500万ドルでルイジアナ州を買い取ったアメリカ。
アラスカもそうだけど、良い買い物するよねぇ。

ガンボを食べると思い出すのは、2004年に訪れたニューオーリンズ。
オクラを教えてもらったり、知り合いがマルディ・グラを見に行ったり、と
急に身近に感じられたニューオーリンズ。
くしくも2003年はルイジアナ州がアメリカに売却されて200年という節目。
マスコミで目にする機会も増えて、行ってみたい気持ちが高まった。
翌年、ハリケーンカトリーナによってあのような大惨事を迎えるとは予想だにせず、
恒例の”避寒”旅行に行ったのだった。

何度も歩いたフレンチクォーター。
南部らしい植物とアイロンレースの建物が目を引く。
フランス人入植者たちのセンスのよさ、いまだに魅力的。

外観も素敵だが、中に入ると、更に居心地の良い空間。
何度も「一休み」してしまった。


そろそろ終わりに近づいた夏の野菜の代表、オクラを使って、ガンボに。
クレオール料理の代表ガンボは、多くのバリエーションがあるが、
我が家ではありあわせの野菜(たまねぎ、ピーマン、パプリカ、セロリ、人参などなど)
とソーセージ、ベーコンで、トマトたっぷりめで作ることが多い。
ポイントはケイジャン・スパイス・ミックス。
ガーリックパウダー、オニオンパウダー、白黒コショウ、カイエンペッパー、タイム、オレガノに、
オールスパイスやチリペッパーなどを加えてピリ辛スパイスを作る。
(もちろん全部揃わない場合は適当でも大丈夫。)
オクラがほどよいとろみを出してくれて、ご飯にかけたり、パンに浸したり。
暑い夏によく登場する、我が家の定番メニューの一つ。
オクラは、納豆に混ぜたり、なすの煮浸しに加えたり、
と和風料理にしか登場しないので、日本の野菜だと思っていた。
しかし、アメリカのオーガニックスーパーで、
野菜売り場に当たり前のように置かれていたのは”Okura”。
山積みされているので、選んでいると、元気な奥様に話しかけられた。
「オクラはね、小ぶりなのを選ぶのよ。大きいのは種が多くて味が落ちるわ。」
このアクセント、ニューイングランダーじゃないよなぁ。と思っていると、
「私はジョージア出身。ジョージアはね、オクラの主要生産地なのよ。」
とウィンクされた。なるほど、やっぱり。
大好きだったFood Network の Paula Deenにそっくり。
ねばねば嫌いなアメリカ人が、オクラをどうやって食べるのだろうと聞くと、
「やっぱりスープかしらね。」
そして、ガンボの存在を知ったのだった。
ニューオーリンズで食べたガンボは、アメリカ版おふくろの味のようで、
お店によって異なるが、どれもおいしかった。

9月、waffle waffleが五反田駅に。
少しずつきれいになっているJR五反田駅。
改札を抜けると目の前にコンビニとベーカリーとこのお店。
ここだけは、毎月違うお店が入るので、帰り道に覗くのが楽しみ。
オープンした1日に、たまたま通りかかったので即購入。
おいしかったので今日も買っちゃった。
生地はふわふわもっちり(米粉使用だからか?)、
中身は甘さ控えめのフレッシュクリームとコンフィチュールが絶妙。
結構いけるぞ。
先月の北海道スウィーツのお店は1度しか寄らなかったが、
今月は通っちゃいそう。
来月はドーナツプラントだそうで、ちょっとがっかり。
どうせドーナッツなら、クリスピークリームに来て欲しい!